貯金テクニックとして「家計簿を書くこと」が常識になっていますよね。
結論から言っちゃうと、
なぜなら心理学的にみても、家計簿は心の負担が大きいことが分かってます。
だって、
家計簿めんどくさくないですか?(笑)
途中で挫折する人のほうが多いと思います。
ですが、安心してください。
挫折するのが普通なんです。
そこで今回の記事では、家計簿が続かない3つの理由(逆効果の理由)と効果的な使い方を解説していきます。
家計簿が逆効果なのは続かないから
家計簿が貯金に逆効果なのは、単純に続かないから。
家計簿が続かない → 貯金も続かない → 「完」
となってしまうんです。
そもそも貯金が目的なのに、手段(家計簿)でつまずいていたら本末転倒じゃないです?
でも、心理的に家計簿が続かないのが当たり前です。
その続かない理由は以下の3つ。
- ① 習慣にしにくい
- ② 嫌なものを見たくない
- ③ 書くことで満足する
ひとつずつ解説しますね。
① 習慣にしにくい
まず家計簿が続かないのは習慣にしにくいからです。
家計簿を書くのは1ヶ月ごとが多く、毎日書いてる人はめずらしいです。
しかし、人が特定の行動を習慣化させるには毎日が条件。
しかも習慣にかかる時間は66日間とも半年以上とも言われてます。(人によります)
そもそも習慣にするまでがハードル高すぎ。
これは意思が弱いとか、やる気とか、ズボラだとか、性格はまったく関係ありません。
誰でも心理的に「楽なほう」を選んでしまうのです。
しかも、続かなかったら続かなかったで、何かしらの言い訳をつけて自分を正当化しちゃいますし。
これじゃ続かないわけだ。
② 嫌なものを見たくない
人は嫌なものや都合の悪いものを見ないようにします。
家計簿を書いていると、
給料低いな…
ローンがこんなにある…
あまり貯まってないな…
税金高い…
と嫌なものを毎回見るハメになります。(笑)
これが無意識下で心の不安やストレスにつながってるんです。
心理的に人はストレスを避ける傾向にあるので、家計簿を書くのが自然と嫌になっちゃいます。
これが続かない原因。
ある意味、現実逃避とも言えますね。
③ 書くことで満足する
最後は、家計簿を書くだけで満足しちゃうから。
「家計簿を書く = 貯金ができる」と勘違いしてません?
家計簿は貯金をするためのただの手段。
それをわかっていなくて家計簿を頑張って書いていると、目的がブレてしまいます。
これだけ頑張ってたら貯金できる!
私すごい!偉い!
と自己満足しちゃうんですね。
心当たりないですか?(僕もありますw)
人は心理的に自分を過剰評価しますし、頑張った分の結果に見合わないと不満がたまります。
貯金がうまくいってるなら良いのですが、思ったより貯まっていないと逆効果。
私は貯金できない人なんだ…
なんで私だけできないんだろ…
夫の給料が低いからだ(怒)
といった挫折や間違った怒りにもつながりかねます。
そこから貯金のモチベーションを戻すにはかなり大変です。
つまり家計簿を頑張れば頑張るほど、貯金ができない・続かないという悪循環になるんです。
家計簿の効果的な使い方
だいぶ家計簿を悪く言っちゃいましたが、否定しているわけではありません。
家計簿は正しく使えば貯金に効果的なんです。
(間違った使い方をしてしまうと逆効果ということ。)
家計簿を効果的に使うポイントはこちら。
- ① 確認が目的と意識する
- ② 短期間で終わらせる
- ③ 無駄を探す
ひとつずつ解説しますね。
① 確認が目的と意識する
家計簿は「何に」「いくら使っているか」の確認が目的です。
あくまで確認のためだけ。
家計簿を書くタイミングは気になった時でOKです。
あと貯金を始める最初に整理して書いておくと、モチベーションも上がるのでおすすめです。
現状が分からないと目標金額も立てられないのですし、最初は必須ですね。
ただ、目的をちゃんと意識して家計簿を書いたかどうかで、貯まる確率がかなり変わります。
② 短期間で終わらせる
家計簿は短期間分を書くだけで十分です。
具体的には1週間から1ヶ月ほど。
それで固定費や変動費がだいたい分かりますし、あとは計算すればいいんです。
1ヶ月は4週間くらいなので
1週間の出費 × 4週間 = 【1ヶ月の出費】
1年は50週間くらいなので
1週間の出費 × 50週間 = 【1年の出費】
もしくは
1ヶ月の出費 × 12ヶ月 = 【1年の出費】
単純な計算で出せるので、これなら簡単ですね。
予定のある特定の出費はメモって
数学のテストじゃないんですから、間違ってても別に大丈夫です。
逆にキッチリとやろうとするから続かない原因になるんですよ。
③ 無駄を探す
さて、だいたいの金額が分かったら、無駄と思える出費を探してください。
ただ確認しただけではお金は貯まりません。
貯金ができないほとんどの原因は、「見えないところにお金を使っている」です。
もっと安く抑えられないかな?
絶対に必要なのはどれかな?
このように無駄な出費を見えやすくすることが、家計簿の効果なんですね。
小さな金額より、大きな金額のところから注目して対策を考えましょう。
まとめ
家計簿は続かないので貯金に逆効果ということを解説しました。
とにかく「家計簿書くことを頑張っちゃうと貯金できないよ」ってことですね。
で、家計簿の効果的な使い方はこちら。
- ① 確認が目的と意識する(大体の金額でOK)
- ② 短期間で終わらせる(1週間〜1ヶ月)
- ③ 無駄を探して対策を考える
これくらいだったら家計簿のハードルは低くなるんじゃないかな。
家計簿を書いてる時間や手間は、他に使ったほうが絶対に効率いいです。
あ、ちなみに家計簿ノートは買わないこと。(家計簿アプリも同様)
ノートを買ったら書いて埋めないともったいない!という心理が働いてしまうので。
以上、のら猫でした。
https://nora-kurashi.media.andco.group/sbi_savings/
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/wordpress/sites/general/wp-content/themes/jin/cta.php on line 8
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/wordpress/sites/general/wp-content/themes/jin/cta.php on line 9